インスブルック (Innsbruck Stadt)
イタリアやドイツに抜ける交易路の重要な中継地点である. またハプスブルク家の政治中枢となるホーフブルク宮殿(別名:インスブルック王宮)が置かれ、ハプスブルク本家出身の神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世の治世時には神聖ローマ帝国の都とされ文化と政治の中枢となった.
面積104.91 km²、2016年1月の人口は13万人強であり、オーストリアで5番目に人口が多い都市である. インスブルック都市圏全体の人口は約29万人. さらに約3万人が非定期居住者として登録されている.
イン川沿いに位置する. インスブルックという地名自体が、「イン(川)の橋」という意味になる. ドイツに至るためのアールベルク峠、イタリアに至るためのブレンナー峠に近いため、交易上の中継都市として重要な役割を果たした(これらの経路は交易路の一部である). 近隣の都市としては、約95キロ北にドイツのミュンヘン、85キロ南にイタリアのボルツァーノが位置する(直線距離、実際の走行距離はブレンナー峠を越えて118km). 市街部の標高は約574mである.